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<   2009年 08月 ( 2 )   > この月の画像一覧


◎ 小諸、神保町、銀座 ◎


軽井沢も無事に終わる。


夏を涼みすぎたかな?
いや、冗談ではなくて過ぎたるは及ばざるが如しで、なんか今年は夏らしくない。
そろそろ此処を出発と思って、さて故郷富山へ墓参りに行こうかとも思案したんだけれども、矢張り交通渋滞は気になるところで、しかも20日から沖縄行きと来れば躊躇もし、あきらめて小諸止まりに落ち着いた。
小諸は長野でも嘗て賑わったところ。ご多分に漏れず特急白山から新幹線に取って代わられた為に、横川や妙高高原あたりと共に今はひっそりとしている。
小諸には古い町並みが残り、そこに知り合いの骨董屋萬屋さんはある。
ご主人は声も大きく元気。 30数年も地元の早起き野球会の団体を引っ張って来たんだそうだ。
団体って言うのは1チームじゃないんだよ。最盛期は130チームあったとかいう大所帯をです。
とか言う話をずっと奥座敷にあがって奥さんの何度も容れてくれるお茶を飲む。ゴルフの話、ナゴヤドームの話、昔の骨董屋の話、出物の話・・
かれこれ3時間近くは居るだろうか?予定していた寅さん記念館を自分自身完全に忘れてしまうほどだった。

長居させてもらったお陰で、萬屋さんで相当凄いものを見つけてしまった。
去年の冬から褞袍(どてら)を探していたのだが、そいつを見つけてしまったのである。いやでも褞袍にしちゃ大きすぎないかい?俺が着たってまだ余るよ。(背丈は178あります)袖だって随分長い。
見事な継ぎはぎである。藍の様々な生地が直して直して色んなのがくっついてる。野良着の様な直しっぷりだ。しかもでかい。
余程の大男なのかなと思ったら、ご主人曰く夜具なんだそうだ。
つまり布団代わりに着て寝るもの。なるほどそうか!
中には江戸の藍生地も混ざってるそうで貴重なもの。最近此の手は猛烈に高い。
それが随分と安い!思わぬ戦利品を抱え表に出る。

此処らは醤油屋、味噌屋、提灯屋に旅籠などと昔ながらの店屋が多く散歩にも良い。
信州の田舎蕎麦を食べさせる店があるが、これがまた安い。
軽井沢あたりの少し啜るともう終いの店とは大違いで、これなら心置きなく蕎麦を堪能・・・
と、思って大もり蕎麦を頼んだが計算違い。物凄いんだ。
ビール(偽の)、奴っこ、鰊の煮付けと腹に入れていたからもう大変。
軽井沢の10倍は大袈裟な言い方ではない。

ようやく平らげ、教訓。「蕎麦は程々が旨い」


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それから軽井沢から移った大きな古本屋りんどう文庫で物色。
ここは去年ファーブル科学本の装丁の素敵なのを揃いで買ったのと、江戸期の地獄絵図の巻物の大正に復刻したものを手に入れたから今年も何か面白いものを、と思ったが振るわず。
そのあと甘味屋で氷。
この暑さには氷だよー。宇治だなぁ。とか言いながらふた口で脳天が痺れる。



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そこから浦和までは二時間と少し。
なんだ、渋滞はとうに終わっていたか。

さて、翌日は代々木へ来年のカレンダーの打ち合わせに。
長野で買ったトウモロコシを土産に持っていく。
さぞかし東京は暑かろうと思いきや、案外に涼しいから肩すかしで成る程軽井沢に人出が少ない訳だ。
その長い会議が終わって飯を食いに神保町へ出る。あぁタッチの差で古本屋は店仕舞いで、開いてるとこを見つけて覗いてみるがそらぁ終わりの遅い店は面白くないよなぁと悪態をつく。
真っ白い暖簾が眩しい「いもや」である。
いもやはサラリーマンと学生の味方。庶民の友。
小さくてこざっぱりしていて、メニューも簡素。
このちいさな「いもや」が神保町に数軒あり、店ごとに中身は違う。
天麩羅定食、天丼、豚カツ。何軒あるんだったか?

天丼にイカ、海老、海苔、キスが乗って550円也。


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そのあと銀座。
無印良品の大きいのがあって、そこに行ったんけれどカフェが混んでて退散。
そのあと入った喫茶が珈琲800円也。
所場代とはいえ、此れ如何に。





そして、いま沖縄に帰ってます。
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by sachibarumaya | 2009-08-22 01:00 | 展覧会の旅

◎ 隧道、暗渠、水路 ◎


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暑中見舞い申し上げ、水の話。

人も鉄道も良いが、水の行く道が好みである。
水は生物にとって大事だが、特に水にまつわる場所に縁がある。

北は北海道の広尾郡大樹町萌和。
ここは地下に水をたたえた場所であり、何処を掘っても水が出るそうだ。
そこに立つ白樺の群れの見事な事。春に白樺の幹に耳をつけると水をズルズルと呑む音が聞こえる。

函館は来月に個展があるが、此処もまた水場であり函館八幡宮の脇に滞在していて、まさに水の守りである。
そして会期中に画廊も含め、旧市街地をあげての催し「バル」は函館の酒屋、酒場の立ち呑みの文化「もっきり」を楽しむもので、まさに水商売。
そして函館にはとてつもない隧道(ずいどう)、青函トンネルを通って行くのだ。

浦和「楽風」は茶葉屋。喫茶。
富山は神通川の側の珈琲店で、八ヶ岳の大泉は読んで字の如く水の溢るるところである。

飛んで京都は伏見、造り酒屋と運河の町。
神戸は六甲の麓。
赤穂は千種川から海への抜ける道。また隣の道が隧道である。
門司は港。熊本は温泉地。
来年三月には岐阜でも開催することになったのだが、其処もまさに長良川沿い。


そして沖縄は、目の前に海。
そして玉城は水の里。名水100選にも選ばれた湧き水の地。

浦和の最初に住んだ場所に流れる川は、見事な桜がずっと並ぶ小川だったが、引っ越しと同時期に暗渠化(あんきょ)。遊歩道となって一駅分を走る。
そして今の実家のある浦和の寝床は・・
これもまた目の前に川である。柳の並木の涼しげな川。


なぜだろう?




と、いろいろ思い巡らせれば

何の事はない、龍は水だ。
水に潜むもの。


だから、この軽井沢の会場にも見事な水路が走っているのだ。


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by sachibarumaya | 2009-08-12 17:00